キューバツアーで目撃!旅行先での著作権問題

旅行をすると普段体験できないことが体験できてとても刺激的なものです。
それが普段よく見る光景であったとしても、海外で見る光景だとまた違った印象を持つものですが、先日キューバツアーに行ったときには少し反応に困ってしまう出来事がありました。
それは著作権に関する問題で、遠く離れた異国の地で日本の著作物が無許可で販売されているのを目の当たりにして、著作権の問題というのは国を問わずに世界中で起こり得るものだと実感しました。

勝手に売られていたAKBのブロマイド

キューバツアーに行ったときには文化の違いに感動をしていたのですが、あるところで思わぬ光景に出くわすことになり、こんなこともあるものかとまた違った意味でびっくりしてしまいました。
その出来事というのは、とある店でAKBのブロマイドが勝手に販売をされていたのです。
自分はそこまで詳しいわけではないのですが、正規品でないということははっきりわかるもので、なぜこのようなところで勝手に売られているのか疑問に思いました。
日本のアイドルが遠く離れた異国の地でも人気があるというのは日本人として誇らしいことなのかも知れませんが、勝手に販売をされているとなるとそれはどうなのだろうかと思える部分もあって、素直に喜ぶことができなかったのです。
これぐらいのことは目くじらを立てる必要がないのかも知れませんが、世界的に著作権について厳しくなってきている時代だけに、どうしても勝手に売られているブロマイドを受け入れることはできませんでした。

著作権は海外まで届くのか

AKBのブロマイドをみて著作権は海外にまで及ぶのかと思ったのですが、これはどこの国であっても駄目なものは駄目なはずです。
例えばソフトウェアのようなものでしたら、世界的に海賊版が問題になっていますから、海外であっても著作権は守られているということがわかります。
これが写真となると微妙なところがありますが、法律的な観点で見れば許されるものではなく、違法であることは間違いないのではないでしょうか。
実際には著作権者が訴えない限り問題となることはないわけで、更に日本から遠く離れた異国の地でほそぼそと行われているものが売上に大きく影響があるわけでもなく、訴えたところで費用と時間の無駄です。
結果的には相手が知っているかいないか別として、黙認されているような状態になっているわけです。
これが良いのか悪いのかはわかりませんが、あるところでは駄目でもあるところでは認められていれば不公平感もありますから、やはり問題になってしまうような気がします。

陥没乳首手術と施術例写真の著作権

世の中には様々な法律がありますが、インターネットは全盛期の時代において著作権は非常に重要なものになります。
例えば、著作権侵害をしたことで特定の作者の売り上げが一気に下がるようなことも少なくありません。
また、法律に反してしまったために活動自体を自粛しなければならないようなこともあります。
では、医者が手術を行い陥没乳首を治療した写真を掲載する場合はどのようになるか問題になります。
果たしてそのようなものが世の中に出回っていいのかが重要です。

病院サイトの施術例写真

まず、病院サイトの施術例写真に関しては、インターネットで発表する場合間違いなく本人の了承を得ています。
本人の了承を得ることが大前提になりますが、実はそれだけでは足りません。
「この写真を掲載してもよいですか」と医者が患者さんに尋ねてその人が了承してくれたとしても後でトラブルが発生するようなこともあります。
なぜなら、あの時は返上したけども後になってやはり人に見られたくないと感じる人がいるからです。
このような場合、ひどい患者の場合には裁判で訴え、などとクレームをつける人がいます。
このようなことに備えて、しっかりと書面で把握しておくことが必要になります。
一般的には、その写真を掲載する旨を了承しますといった文面に対して相手にサインをしてもらい印鑑をしてもらうことが重要です。

この段階で、本人からのクレームはまずなくなるといえるでしょう。
仮に裁判に訴えられたとしても、その文面を裁判所に提出すれば絶対に勝てます。

患者の許可と利用範囲

ただ、この問題と著作権の問題はまた別にないます。
著作権とは、医者が撮影した写真をほかの人が勝手に流用してしまうことです。
少し変態的な人ですが、その写真を見て性的な欲求に使う人がいるかもしれませんがそれ自体は特に問題ありません。
もちろん倫理的には問題がないわけではありませんが著作権侵害とは言えないでしょう。
そうではなく、例えばほかの病院の医師が、その写真をコピーして自分の病院の症例に使ったとすればどうでしょうか。
このような場合には確実に著作権侵害になります。
まずは、その病院に連絡をしてすぐに写真を削除するように述べる必要があるわけです。
それでも動かない場合は、次に弁護士などに相談するなどという法的手段も辞さない態度をとれば相手はたいてい引いてくれます。
このようにすることで、侵害を抑えることができますが、やはり後味がよるものではありません。
このような場合には画像を張り付けた時に著作権マークなどをはり付けておく必要があるわけです。